昨日の横浜授業で今年度のリゾスポ4校すべての授業が終了しました。
コートでの授業に加え教室での座学がありますが、オンデマンドや同時双方向での新たな授業の形態が始まり、変化を感じる1年となりました。
人材育成事業として取り組んでいる学校法人三幸学園リゾート&スポーツ専門学校のテニスコースですが、次年度から弊社での指導がスタートする大阪校で国内5校すべてに携わることになります。
専門学校なので、出口である就職ありきだと思いその方向で進んできました。
試合に勝つことや選手育成というと聞こえはいいですが、テニススクールに、また、企業に欲しいと思われるかというとまたそうではないことも多く、あくまでコーチ育成を念頭にテニスコースをコーディネートしています。
でも、不思議と卒業後に実業団の選手として競技の生活を送ったり、国内でランキングが付くJOPという大会へ出場する卒業生を輩出できてもいます。
ツアーコーチを目指して世界を転戦する選手のヒッティングや練習が主な仕事の卒業生や、卒業生でもある弊社の間瀬と福原、そして坪田もヨネックスのアドバイザリー契約の仕事をさせていただいています。
こういった卒業生たちが学校の価値を業界内で作ってくれて、たくさんの求人をいただくことに繋がってもいます。
若い力が少なくなる業界や種目は将来衰退していくことがこれはもう明白で、日本テニス界に一人でも多くの若い力を送り届けていきたくて、この人材育成事業に取り組んでいます。
なにより、戦績がなくてもテニスがまだ上手くない子でも好きなテニスを仕事にして、極端に言えばラケット1本あれば生きていくことができるようにしてあげたいと考えてきました。
その年の上位2割の子は進む道があるけれど、残り8割の子の進む道がないというのが自分が若い頃に思ったことで、その8割の子たちの進む機関をしっかりと作りたいと思ってやってきて現在に至ります。
卒業生でテニス業界に従事している人数や正社員としての就職率など、試合の結果だけではない数字がリゾスポテニスコースの大きな特徴になっていま
何を主として考えているかはこういった結果によくあらわれるのと、なんと言ってもこの教育に賛同してくれる方々が多くいることがすべてだと思います。
リゾスポでの人材育成にずっと一緒に携わってくれている我らが増田健太郎プロ。
教育に賛同してくれ、特にストリンギング講習で絶大な協力をしてくれているヨネックス。
全豪オープンなどを主戦場にしているのにいちから丁寧に教えてくれるストリンガーの川端さん。
企業説明で来てくれているにも関わらず、リクエストに応えてくれてその場で講義をしてくださるテニススクールの代表や採用担当、人事の方々。
授業に来て在校生に現場のことを伝えてくれたり、就職の相談も受け在校生の大きな力となってくれている多くの卒業生たち。
まだまだここに挙げきれないくらいの方々に携わっていただき、なんとかテニス界に送り届けることができています。
海外を転戦しているあの内山靖崇プロからも2年生にプレゼントを用意してくれて、健太郎さんが授業に持ってきてくれました。
このサプライズには学生たちも大喜びでした。
今年度はもう卒業式を迎えるのみとなりましたので、次年度の準備にまた入りたいと思います。
すでに新たに考えていることはありますが、教育に携わっていただける方々にもっと携わっていただき、他ではできないような教育をリゾスポ生にはしてあげたいと思います。
そんな教育環境を実現して、より良い若い力を1人でも多くこの業界に送り込んでいきたいと思います。
携わっていただける方々、次年度もよろしくお願いしますね。
また、こんなリゾスポテニスコースに入ってくる子とテニスを教えていくのも楽しみです。
こんな子達が待っています^ ^
昨年ヨネックスの仕事で行った、都立板橋高校のコートリニューアル記念講習会の終了直後の写真です。
初めて会った子の心を掴むことから始まる指導のいい実習なんです^ ^
この少人数での開催もコロナ禍での感染拡大防止の対策となりました。