yonexの新作ラケット　PERCEPT

ついに先週情報解禁になりました。
ヨネックスの新作『パーセプト』。
僕が開発段階でお手伝いさせていただいたラケットで、昨年末にブログでも書いていたのがこれになります＾＾

試打段階ではカラーはまだ入っていませんでしたが、みなさんいかがでしょう？
かなりいいデザイン！
昨日はスクールに参加しましたが、女性陣からの評判もかなり良く開発の方々に伝えなくてはと思いました。

さて、ではではこのラケットの性能・・・
というのは、ヨネックスのサイトを見れば一目瞭然です。
振動が少なく、一番の特徴はホールドする性能が格段にアップしていることですね。

開発コンセプトは、『手のひら感覚の自在なボールコントロール』です。

7月のヨネックス契約インストラクター対象のセミナー時、コーチの皆様に開発時に打った感想を登壇してお伝えさせていただきましが、
改めてしっかりここでお伝えさせていただきますね。

最初に打った時に感じたのは、いい意味での違和感でした。
軽く打ってもボールがいってくれる（バウンドしてからしっかり伸びてくれるという事です）。
これはですね、今まで10段階で7のボールを打つには出力（打っていく力）も7必要だったとします。
これが、同じ7のボールを打つのに4とか5の出力で済んでしまったという事です。
違和感の正体は、『振動減衰性が14％』というスペックだと思います。
ラケットにパワーがある、という話ではなく、振動という雑味がカットされた分がこの誤差にあるんだと思います。

そして、スイングを強めていっても暴れないんです。
しなりが強くなってくると、ラケット面が暴れて狙ったところから1メートルくらい簡単にずれてしまいます。
でも、これだけしなっているのにピタッと狙ったところにいくという、言うなれば矛盾が解消されているというような感じです＾＾
『ホールド性能が約10％、軌道集中度が6.7％アップ』という公式公開されているスペックがここに繋がっていると思います。

そして、ホールド性。
なんといってもこのラケットの最大の魅力は、『打感』です。
ボールを掴む感覚がもう桁違いです！
元々僕は掴む感覚のあるラケットがとても好きで球離れが早いラケットは好みではありませんでしたが、
開発のコンセプトがまさに僕の大好きなことと一致していました。
ですので、このラケットが大好きなものになるのはもう当然です。

この掴む感じが優れるとどうなるのか。
一言で言うと、

「ミスを納得できる」

ということです。

？？？となると思いますが、
「サイドアウトだよね。そうだよね、だって今ボールをとらえた時に面がこうなってたもん」
「ベースラインよりこのくらいオーバーしたよね。そうだよね、今こうやって打ったもん」

というような感じです。

これ、試合中に修正をしながらプレーしないといけないテニスという競技にとって、絶大な効果を発揮しませんか？

ラケット1本分際どいところを狙って打てる、まさに『自在なコントロール』です。

そして、相手にとってもいいボールを打たれて、まずい！　という場面（例えば深くてライジングで打つような押し込まれた状況）でもこの掴む感じがあるので、とても安心感がありました。
ここまでホールドするしなりというか柔らかさがラケットにあると、ともすればボールを持ち過ぎてしまってボールがいかなくなるということに繋がりかねません。
だけど、そこはさすがパーセプト、しっかりボールがいってくれました＾＾
追い込まれた場面を帳消しにしてくれる、さらに、一気にひっくり返してくれるという相棒、最高です。

ラケットのスペックがこのような感じにプレーに現れます。
ボレーも、もう楽しいです。
狙ったところにピタッといってくれる爽快感と満足感を味わえると思います。

大人の男女はもちろん、ジュニア（ジュニアにオススメというのは、松井俊英プロもトークイベントで言っていました）にも是非使って欲しいです。

なぜかというと、ボールを打った時の感覚を自分の中に『育てて』いけると思うからです。

上手くなった時にボールの触り方で回転等全てコントロールしないといけなくなります。
上手い人は俗に言う「タッチ」がいいですよね？
生まれながらに良いのではなく、たくさん練習したから良くなったんです。
だから、その感覚を1球打つごとに育てられて勝手に身につけることができるという、
このパーセプトというラケットは、【打つ毎に上達していけるラケット】だと思います。

上手い人は、思ったところにいいボールを打つことができ、結果勝ちに繋がると思います。
これから上手くなりたい人は、1球打つ毎に感覚を育てることができて上手くなった時に上手くなる要素を取りこぼして頭打ちになることがなくなると思います。
コーチの方は、球出し自体が楽しくなると思います＾＾

ラケットでのフィードでさえその感覚があるので楽しいんです。
僕は、専門学校の授業でも講習会でも打つこと自体が楽しみになっています。

これだけテニスをやっていても、テニスが、ボールを打つのが楽しくて、
次テニスをやるのが楽しみでしょうがない。

ヨネックスの新しいラケットーPERCEPTー、
テニスを上手くなりたい全ての人に僕はオススメできます。